このライブラリは、疑似乱数を簡単に生成できるライブラリです。
例えば、use rand_simple::Uniform;
と宣言するだけで、一様分布乱数の構造体を使えるようになります。
偉大な先達randと比較して、簡素なモジュール宣言と豊富な確率変数による使いやすさを目指しています。
計算機シミュレーションのための確率分布乱数生成法/著者 四辻 哲章/プレアデス出版に掲載されている40種類以上の確率分布乱数と、その基礎である一様分布・ベルヌーイ分布を実装していきます。
基礎となるアルゴリズムはXorshift160で、たった5つの状態変数から周期 $2^{160} - 1$ 個の乱数計算を行うことができます。
1マイクロ秒毎に乱数を生成したとしても、ループが完了するまで$10^{34}$年かかるそうなので、ちょっとした乱数生成の範疇ではこれで十分だと考えています。
```rust let mut uniform = rand_simple::Uniform::new(1192u32); println!("初期設定の場合、閉区間[0, 1]の一様乱数に従う乱数を返す -> {}", uniform.sample());
// 確率変数のパラメータを変更する場合 let min: f64 = -1f64; let max: f64 = 1f64; let result: Result<(f64, f64), &str> = uniform.trysetparams(min, max); println!("閉区間[{}, {}]の一様乱数を生成する -> {}", min, max, uniform.sample()); ```
rust
// 現在時刻を基にして乱数の種を設定する場合
let mut uniform = rand_simple::create_uniform!();
println!("乱数: {}", uniform.sample()); // インスタンス生成時刻に依存するため、コンパイル時は値不明
[ ] 3.35 プランク分布
[x] ベルヌーイ分布分布